みんながよくリフォームしている箇所はどこ?リフォームを決めた理由は?
住宅は長く住んでいると、自然に損耗してきたり機能が劣化したりきます。また、子どもが大きくなってきたり自分が年をとってきたりとライフステージの変化によって、これまでの住環境では不都合なことが出てきたりすることもあるでしょう。
これは仕方がないことですが、そんなときに「リフォーム」を検討することもあるのではないでしょうか。ただ、リフォームとなるとお金や手間がかかってくるのも事実です。なかなか簡単に決められることではないからこそ、他の方がどのようにしているのか気になりますよね?
今回は国土交通省がまとめている「住宅市場動向調査」から、リフォームに関する2021年度の状況についてご紹介したいと思います。みなさまが今後リフォームをご検討するにあたってご参考にしていただければと思います。
「住宅外の改善・変更」が僅差で「住宅内の改善・変更」を上回りトップに
まず、リフォームの内容としてもっとも多いものは「住宅外の改善・変更」(38.3%) です。「住宅内の設備の改善・変更」(36.8%)をわずかに上回りトップとなりました。具体的な内訳はこの後にご紹介しますが、家の中よりも外見に手を入れる方が若干上回るという結果になりました。
続いて、「冷暖房設備等の変更」(28.5%)です。これはエアコンの設置や取り替えが内訳の9割以上を占めています。そして「内装の模様替えなど」(27.3%)が続きます。
続いて、具体的なリフォームの箇所を見てみましょう。
上で見たとおり、住宅外の設備である「外壁」(28.3%)・「屋根」(21.8%)といった箇所が上位に並んでいます。これらは住宅を安全に保つために重要な箇所ですので、優先順位が上がるのもわかります。
「トイレ」 (24.2%)・「浴室」(20.4%)・「キッチン」(18.5%)という水回り系のリフォームが上位に集中しています。これらの箇所は家の中でも利用される機会が多く、使い勝手や快適さが重要になります。使われることが多い分、設備の損耗や劣化も早いところでもあります。古くなってしまった設備を取り替えてスッキリするだけでなく、「よりお手軽にメンテナンスできる」「収納能力の拡大」といった設備の機能性を向上させて、より生活を便利で豊かにできるチャンスが大きい部分です。
リフォームの動機は住宅の保全・維持に関するものがトップを占める「住宅がいたんだり汚れたりしていた家を長持ちさせるため」「家を長持ちさせるため」
リフォームの動機に関する調査では、「住宅がいたんだり汚れたりしていた」(42.5%)・「家を長持ちさせるため」(27.5%)・「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」( 19.7%)と、建物自体の保全・維持に関わることや設備の機能の低下が強い動機として上がってきています。
老朽化・劣化してきたところのメンテナンスが上位に来るのはよく理解できるでしょう。
注目すべき点としては、
- 「さしあたり不満がなかったがよい住宅にしたかった」 (12.6%)
- 「家族や自分の老後に備えるため」 (10%)
- 「子供の成長に備えるため」 (5.7%)
- 「介護のため」(4.7%)
と、生活のクオリティを上げるためや将来に備えるためのリフォームも少なくないということです。
自宅の状況や自分のライフステージと相談しつつ、リフォームの箇所に優先順位をつけて決めていくのが良いでしょう。
今回はリフォームに関する国土交通省の調査の結果をご紹介しました。外壁や屋根などの住宅の維持に直結するところや浴室・トイレなどいわゆる水回りのリフォームがやはり人気のようですね。
当社LANA HOUSEでもリフォームは随時承っております。
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